ハリス・ツイード・テキスタイルズ(Harris Tweed Textiles)は1909年にイギリス・イングランド・ロンドンで創業した本物のハリス・ツイードに証明マークを付与している検査機構のブランド。1906年にストーノウェイの会議で決められた紡績機械を使って作られたツイードを本物のハリス・ツイードとし、検査にパスしたものにイギリス王室に認可されたオーブとクロスの証明マークを付与している。1993年にイギリス国会は伝統的なファブリックの衰退に歯止めを掛けるためにハリス・ツイード条例を制定し、ハリス・ツイードの技術や製品は国際的な保護の下に置かれることとなる。ハリス・ツイードは原産国であるハリス島を名称の由来とし、ハリス島、ルイス島、サウス・ウイスト島、ノース・ウイスト島、バラ島といったスコットランド北西部のアウター・ヘブリディーズ諸島で手織りさている。新毛のヘブリディアンブラックフェイスウールを使用したウーレンヤーンで紡織し、ケンプを含ませることで野趣を与えた厚手でざっくりとした風合いに定評がある。現在は昔よりも軽くて柔らかいものになっているため、1970年代以前に生産された厚手で耐久性の強いものはビンテージ品として扱われ重宝されている。
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