ファブリックブランド名(日本国外)

モクソン・ハダーズフィールド(Moxon Huddersfield)は1556年にイギリス・イングランド・ウェスト・ヨークシャー州ハダーズフィールドで創業したスーツ、アウター、ボトムス用ファブリックメーカーのブランド。現存する世界最古のファブリックメーカーで、現在はヒールド・ブラザーズ(Hield Brothers)と共にシャムシ・パシャ・ブラザーズ(Chamsi-Pasha Brothers)の傘下にある。モクソン・ハダーズフィールドは通常の4倍の時間を費やして寝かせた最高級の原毛を使用し、100年以上も前から稼動しているショーンヘル織機によって一般的なメーカーの3倍近い時間を費やして紡織するため、1日の生産量は僅か150m程度である。最高級の原毛の中から更に最高級のものしか使用しないと宣言し、どれ程高価であってもその全てを買い付けるため、最高級の原毛生産者のパトロン的役割を果たし、優先的な原毛の供給を約束されている。モクソン・ハダーズフィールドが展開するファブリックは世界最高峰であると謳われ、1着分が400万円を超えるものも存在しており、元より極少の生産量のファブリックを各国の王侯貴族や中近東の石油王などが買占めてしまうため、幻のファブリックと言われるほど入手困難なものとして知られている。モクソン・ハダーズフィールドはスキャバル(SCABAL)、ダンヒル(dunhill)、ドーメル(DORMEUIL)などのファブリックの生産委託を受けている。